は、
2023年9月29日17時をもってサービスを終了します。

利用いただいている皆さまには突然のお知らせとなりますが、ご了承のほどよろしくお願いいたします。
詳細については、こちらのページをご覧ください。

e食材辞典

掲載数は762!
新鮮な食材の見極め方や旬の時期、下処理の仕方からその調理法まで、
毎日のお買い物や献立づくりに役立つ情報が満載です。

食材解説・監修|神戸女子大学家政学部教授 後藤昌弘(農学博士)

果実類

アボカド

アボカド

この食材のレシピ

分類 クスノキ科ワニナシ属
原産地 熱帯アメリカ
学名 Persea americana
外国語名 Avocados, alligator pears (英)、Avocatier (仏)
別名 ワニナシ、アバカテ
由来 欧米ではアリゲーターペア、わになしとも呼ばれるが、これは果皮がワニ皮のように見えることからきている。
歴史背景 栽培は5000年以上前とされる歴史の古い果物。
伝来 大正4年(1915)に導入された。
時期 輸入品は通年。国内では10月~1月。沖縄では8~9月。
国内分布 静岡,和歌山、愛媛、鹿児島、沖縄など。ほとんどはがメキシコなどからの輸入品。
特徴 未熟なものは皮が緑で中が固いが、熟すと果皮が黒く、中は黄緑色でねっとりとした舌触りになる。甘みも酸味もなく、森のバターと呼ばれるように、脂肪が多い。このように炭水化物が少なく、脂質が多い果物はめずらしい。生で食べたり、サラダや寿司だね、ソースやディップなどに使われる。
品種名 大きく分けて3系統があり、メキシコ系、アンチル系、グアテマラ系がある。メキシコ系は果皮がつるりとしていて薄く、小さめの実で味が濃い。アンチル系は果皮が革のようで味が淡泊。グアテマラ系は寒さに弱く、果皮が厚くて黄色がかった実、味は淡泊である。また、これらの雑種もある。日本に輸入されているのはメキシコ産のフェルテ種(メキシコ系とグアテマラ系の交雑種)とハス種。
下処理 ヘタの方から真ん中の種のところまで縦にひと回り包丁を入れ、そのままくるっとひねって半分にする。種を取り除き、皮をむく。切り口は空気に触れると褐変するのでレモン汁などをかけておくと良い。
料理名 アボカドサラダ、アボカドロール(カリフォルニア巻き)、アボカドサンドイッチ、アボカドのカナッペ、アボカドディップ、アボカドのファルシー、アボカドの刺し身風、アボカドスープ、アボカドドリンク(クリーム風アボカド)
調理法 適宜切り分けたり、つぶして生食。ディップにする他、煮込みなどの加熱もできる。かたいものはスライスして天ぷらにしても良い。
加工品 アボカドオイル、アボカドチップス、アボカドアイスクリーム、アボカドディップ
選び方 味を左右するのは食べ頃。触ってみてやわらかいのは熟しすぎ。かたいのは未熟。果皮が黒くなりかけ、手で持つと軽い弾力を感じるものが食べ頃。かたいものでも、室温で4~5日すると追熟してやわらかくなる。
保存方法 熟したものは5℃程度で保存しておくと軟化を遅らせることができるが、追熟は室温で。
栄養 脂質を多く含むが、不飽和脂肪酸が豊富である。ビタミンA、C、Eを含む。
備考 メキシコでは、アボカド、タマネギ、トマト、コリアンダー、ハラペーニョ、レモンの果汁、食塩をすりつぶして作るワカモレというサルサソースをトルティーヤにのせて食べるのが一般的。また、巻きずしのネタとしてアボカドを巻いたものはカリフォルニアロールと呼ばれる。