e食材辞典

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新鮮な食材の見極め方や旬の時期、下処理の仕方からその調理法まで、
毎日のお買い物や献立づくりに役立つ情報が満載です。

食材解説・監修|神戸女子大学家政学部教授 後藤昌弘(農学博士)

野菜類

サラダ菜

サラダ菜

この食材のレシピ

分類 キク科アキノノゲシ属
原産地 地中海沿岸から西アジア
学名 Lactuca sativa L.
外国語名 lettuce (英)
別名 バターヘッドレタス
由来 日本ではクリスプヘッドレタスをレタス、バターヘッドレタスをサラダ菜とよぶ。
歴史背景 日本では、奈良時代以前からカッティングレタス(掻きチシャ)が栽培されてきた。焼肉に使われるサンチュもこの仲間である。
伝来 現在よくみられる結球レタスやサラダ菜、リーフレタスは明治の初めに欧米から入ってきたが、よく食べられるようになったのは1960年代からである。
時期 ほぼ通年供給される。
国内分布 千葉、静岡、福岡
特徴 バターヘッド型レタス。レタスの仲間であるが、結球がゆるい。葉の表面に油滑感があるのでバターヘッドとよばれる。また、葉の緑色が濃いものはβ-カロテン含量が結球するレタスに比べて高い。
品種名 岡山サラダ、夏用黒サラダ、ワイヤヘッド、ホワイトボストン、江戸川、うきた
下処理 きれいに洗い、根元に砂や土がついていれば取り除く。
料理名 サラダ、サンドイッチ、皿に引いて彩り、添え物にする、炒め物
調理法 冷水に浸してパリッとさせ、水気をよくきって冷やし、サラダにするのがいちばんおいしい食べ方。焼いた牛肉や豚肉を包んで食べてもおいしい。
加工品 野菜ジュース
選び方 緑色の品種では葉の緑が濃く、肉厚で柔らかいもの、葉の表面がなめらかで、しわの少ないものがよい。レタスと同様に基部の切り口が白いものの方が鮮度がよい。
保存方法 5℃程度の低温で保存する。風に当たるとしなびるので販売時にパックまたはポリ袋に入れ、冷蔵する。
栄養 β-カロテンが多い。また鉄やカルシウムも多い。