野菜類
フキノトウ
分類 | キク科フキ属 |
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原産地 | 日本 |
学名 | Petasites japonicus |
外国語名 | butterbur scape, butterbur flower stalk (英) |
由来 | フキの早春に葉が出る前にできるつぼみと花茎を「蕗の薹」とよぶ。 |
歴史背景 | 日本原産。野生のものを改良して栽培種としたが、愛知早生がほとんど。古くから春の山菜として親しまれているが、市場に出ているのは栽培品が多い。 |
伝来 | 日本原産 |
時期 | 12~5月。最盛期は2~3月。 |
国内分布 | 東北地方、愛知 |
特徴 | フキとしてふだん食べているのは、茎ではなく葉のつけ根にあたる葉柄である。フキの茎は地下茎として地中にある。また、葉が伸びる前に花がつく。このつぼみと花茎を「蕗の薹」と呼び、食用とする。ただし、花が開いたものを食べることは少ない。特有の香りとほろ苦味を味わう山菜である。 |
品種名 | 栽培品は愛知早生。自生を利用しているものもある。 |
下処理 | 基本的には生のまま使うが、料理によってはたっぷりの熱湯で3~4分ゆで、すぐ水にとって一晩さらしてから使う。田楽にする場合は、ゆでる代わりに網焼きにしてもよい。 |
料理名 | ふきのとうの天ぷら、ふきのとうの田楽、ふきのとうの煮物、ふきのとうのみそ和え、ふきのとうみそ、ふきのとうの佃煮、ふきのとうご飯 |
調理法 | ふきの花の蕾みで、早春に土中から芽を出す。出回る時期は、雪がまだ残るころから早春までで、なるべく開かないうちに、天ぷら、汁の実、煮物、和え物などにして、特有の香りとほろ苦い春の味わいを楽しむ。 |
加工品 | ふきのとうみそ |
選び方 | 地方により形状、色に差がある。外の葉が赤くて小ぶりの露地ものと、薄い緑色で大きい栽培ものがある。大きくなりすぎると苦味が増すので、選ぶときに気をつける。形がきれいで、切り口がみずみずしいものがよい。 |
保存方法 | ラップかポリ袋で覆って冷蔵庫へ。 |
栄養 | カロテン、ビタミンB1、B2を多く含む。カルシウム、鉄も多い。 |