野菜類
ノビル/野蒜
分類 | ユリ科ネギ属 |
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原産地 | 東アジア、日本各地 |
学名 | Allium macrostemon |
外国語名 | wild garlic, wild rocambole |
別名 | ねんびろ、ネビル、のびろ など |
由来 | 野の蒜(ヒル)から。蒜はネギやニンニクの総称。また、生のネギのようにヒリヒリ辛いことから「ヒル」となったとする説もある。 |
伝来 | 古事記や万葉集にも記載があり、自生とする説や古い時代に他の作物とともに入ってきた史前帰化植物とする考えもあるが、詳細は不明である。 |
時期 | 春 |
国内分布 | 各地の野原、田んぼの畦や河川の土手などに自生する。 |
特徴 | 葉は緑色でネギに似るが筒状ではなく、ニラのような形をしている。白い茎の根元にはタマネギ状になった小さな丸い鱗茎がつく。独特の辛味と香りをもちこれを食用とする。また、とうがたつ前の葉も食用とする。 |
下処理 | 掘り取ってきたものは土を洗い落とし、表面の薄皮をはいでから用いる。 |
料理名 | 生に味噌をつけて食べる他、酢みそ和え、天ぷら、甘酢漬、醤油漬、薬味や味噌汁の具など |
選び方 | 鱗茎は根元の茎が太いものの方が大きい。葉も食べるときは、葉の細いものが軟らかい。 |
保存方法 | ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存する。長期の保存は甘酢漬や醤油漬などにすると可能。 |
栄養 | ビタミンCやカリウム、カルシウム、食物繊維が多い。β-カロテン、ビタミンB2、葉酸、鉄 などを含む。ニンニクと同様の成分アリインを含み、その分解物であるアリシンはビタミンB1の吸収を助け、エネルギー代謝を促進する。 |