種実類
ゴマ
分類 | ゴマ科ゴマ属 |
---|---|
原産地 | 熱帯アフリカ |
学名 | Sesamum indicum |
外国語名 | sesame seed (英)、graines de sesame (仏)、Sesam (独)、芝麻 (中) |
由来 | 漢語の胡麻を音読みしたもの。中国(胡)からきた麻の実に似たものからきている。 |
歴史背景 | ゴマは油脂をとる植物として古くから栽培されており、インダス文明やメソポタミア文明の頃から使われていたとされる。 |
伝来 | 縄文時代の遺跡からゴマの種子が出土した記録があるが、室町時代に中国経由で伝わり、広まったと考えられている。 |
時期 | 輸入品は通年。国産は8、9月に収穫。 |
国内分布 | ミャンマー、インド、中国。国内では鹿児島県喜界島がほとんど。 |
特徴 | 皮の色によって「黒ゴマ」、「白ゴマ」、「金ゴマ」に分けられる。欧米では白ゴマのみが使われる。金ゴマは主にトルコで栽培されている。皮をむいた内部はいずれも白い。国内で使われるゴマのほとんどは輸入品である。 |
品種名 | 日本で育成された品種に「ごまぞう」、「まるえもん」、「まるひめ」がある。 |
料理名 | ちらし寿司、ごま和え、和風パスタ、韓国風のり巻き、ごま豆腐、ごま味噌など |
調理法 | 煎る、焼く |
加工品 | 炒りゴマ、むきゴマ、練りゴマ |
選び方 | 粒がそろい、ツヤがあって大きく膨らんで実がしまっているものがよい。 |
保存方法 | 密封容器で乾燥した状態で保存する。 |
栄養 | 脂質が最も多く、次いでタンパク質である。脂質には不飽和脂肪酸が多く含まれる。ビタミンB1、B2、カルシウムなども多い。抗酸化性のあるゴマリグナン(セサミン、セサミノールなど)を含んでいる。セサミンやセサモールは肝臓の機能を助けるといわれている。 |