し好
飲料類
煎茶
由来 | 茶葉を湯に浸して成分を抽出する「煎じ茶」からとされる。 |
---|---|
伝来 | 奈良時代初めに中国から仏教とともに伝わったとされる。 |
時期 | 地域、天候等により差はあるが、年3回(夏はとらない)もしくは4回収穫される。新茶、一番茶(4月中旬~5月頃)、二番茶(6月中下旬頃)、三番茶・夏茶(7月末~8月初頃)、四番茶・秋茶(9月末~10月初旬)。 |
国内分布 | 宇治茶(京都)、静岡茶(静岡)、伊勢茶(三重)、狭山茶(埼玉)、八女茶(福岡)、鹿児島茶(鹿児島)、嬉野茶(佐賀)、日向茶(宮崎)、大和茶(奈良) など |
特徴 | 緑茶(不発酵茶)の一種。茶樹を日光を遮らずに栽培し、新芽を収穫して短時間蒸して酵素を失活させ、揉んでから低温乾燥させるという日本独自の製法で作る。玉露やかぶせ茶のように日光を遮って栽培したものに比べ、すっきりした味わいで渋味がほどよく感じられ、香りはさわやかになる。日光を当てるとカテキン(渋味)が増え、遮るとテアニン(甘味、うま味)が増えると言われる。 |
選び方 | 鮮やかな濃緑色でつやのあるもの。細くきれいにねじれているものがよい。 |
保存方法 | 温度や光の影響を受けやすく、他のものの臭いを吸収しやすいため、冷暗所に密封できる容器に入れて常温保存する。長期では冷蔵庫や冷凍庫を用いてもよいが、常温に戻して開封する。凍ったままだと結露により茶葉が湿気る。 |
栄養 | 茶葉にはβ-カロテンやビタミンB2、C、E、葉酸、食物繊維などを多く含む。しかし、飲用する茶(浸出液)には、目立った栄養素はない。カフェインやタンニンを含む。 |