魚介類
クラゲ/ビゼンクラゲ/エチゼンクラゲ/ヒゼンクラゲ
分類 | ビゼンクラゲ科ビゼンクラゲ属 |
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原産地 | 日本沿岸 |
学名 | Rhopilema esculenta(ビゼンクラゲ)/Nemopilema nomurai(エチゼンクラゲ)/Rhopilema hisphidum(ヒゼンクラゲ) |
外国語名 | jelly fish |
別名 | アカクラゲ(ビゼンクラゲ)、シロクラゲ(ヒゼンクラゲ)、水母、海月 |
由来 | ビゼン備前、越前、肥前など漁獲地の旧国名から。クラゲの由来は目がないように見えることから「暗気」とする説や「輪笥(くるげ)」という丸い器に由来する説など諸説がある。「海月」、「水月」は海中あるいは水中で月のように見えるとの意味から。 |
歴史背景 | 古くから瀬戸内海や有明海周辺で漁獲され、加工されてきた。 |
時期 | 通年(塩漬け) |
国内分布 | 中国、佐賀 |
特徴 | コリコリした食感を楽しむ。国内で食用とされるクラゲははビゼンクラゲ、エチゼンクラゲ、ヒゼンクラゲの3種である。生では食べられないのでミョウバンと塩で漬け込んでから利用する。中国でたくさんとれ、加工されているので市販品のほとんどは輸入品である。業務用途の加工材料としてメキシコやアメリカでとれるキャノンボールクラゲやタイ、マレーシアなどでとれるホワイトクラゲなどもある。国内では有明海周辺でのみ漁が続けられている。 |
下処理 | 塩漬け品は、水につけて塩抜きをしてから用いる。 |
料理名 | 酢の物、サラダ、炒め物 など |
加工品 | 塩漬け |
選び方 | 塩漬け品は肉厚で、薄いあめ色をしているものがよい。 |
保存方法 | 塩漬け品は密封して冷蔵保存。 |
栄養 | ほとんどが水分で栄養素にはタンパク質以外に目立ったものはない。コラーゲンを含む。 |
備考 | 漬物や珍味として売られている「山クラゲ」は食感が似ているので名付けられたが、「貢菜」とよばれるレタスの仲間である。 |