ふきの信田煮
信田煮とは油揚げを使った煮物につける名称で、ふきを使った信田煮は、春を彩るおかずとして広く親しまれています。春は生のふきを使って、独特の香りやほろ苦さを存分に楽しんで。生のふきが手に入らない時季は市販の水煮のふきを使うといいでしょう。
ごぼうとれんこんのぴりっと炒め
根菜2種にこんにゃく、ひじきと、食物繊維が豊富な食材を組み合わせたおかずです。れんこんやごぼうは炒める前にさっと下ゆでしておくと、炒め時間が短縮できるうえ、シャキシャキとした歯ざわりを存分に楽しむことができます。ごま油で香りよく炒めたあとは、シンプルな味つけにして素材の持ち味を生かすのがおすすめ。仕上げに七味唐辛子をふりかけて、ピリッと味を引きしめましょう。
肉とたっぷり野菜の中国風炒め煮
ごぼうにたけのこ、ピーマン、パプリカなど、色鮮やかな野菜がたっぷり。牛肉と野菜をこくのある煮汁で炒め煮にした、食べごたえのあるおかずです。太めの棒状に切ったごぼうの、心地よい歯ごたえもおいしさのポイント。炒め煮にする前にごぼうを下ゆでしておくと、煮汁がじわっとしみ込んで、よりおいしく仕上がります。
さっぱりカリフラワー
しょうがの香りをほどよくきかせたさっぱりさわやかな甘酢を、ゆでたてのカリフラワーになじませます。カリフラワーは熱湯でシンプルにゆでてもOKですが、より白く仕上げたいときは、ゆで湯に酢やレモン汁を少量加えるといいでしょう。なお、カリフラワーのビタミンCの含有量も多く、加熱しても失われにくいという特性もあります。
ぜんまいとゆばの精進炒め
湯葉は豆乳を加熱したときに表面にできる皮膜のことで、精進料理に欠かせない伝統食材の一つです。大豆イソフラボンが豊富でさまざまなアミノ酸を含むうえ、扱い方も簡単なので、ご家庭の食卓にも気軽にとり入れてはいかがでしょうか。干し湯葉にぜんまいの水煮をとり合わせた炒め物は、シンプルで飽きのこない味わいが魅力。ぜんまいの水煮はさっとゆでて臭みを除いてから、料理に使いましょう。
お肉と野菜の盛り合わせ
こくのあるたれをしっかりからめて香ばしく焼いた豚ヒレ肉と、ゆでて、だししょうゆで味をつけたれんこんと人参を盛り合わせます。肉と野菜をいっしょに炒めるよりも、油の使用量が控えられるので、よりヘルシーな一皿に。肉にも野菜にも味がついているので、充分な満足感が得られます。仕上げに絹さやをあしらって、色鮮やかに仕上げましょう。
きのことごぼうのマリネ
きのこもごぼうも、食物繊維を豊富に含むヘルシー食材としておなじみ。ゆでたてあつあつのきのことごぼうを、玉ねぎの風味のマリネ液と和え、そのまま冷めるまでしばらくおいて、充分に味をなじませます。できたてをその日にいただくのはもちろんですが、多めに作って常備菜として冷蔵庫にストックしておくのもおすすめです。
こんにゃく野菜の味噌煮
赤味噌ベースの煮汁で作る、こくのある煮物です。種を除いた赤とうがらしも加えて、ピリ辛味に仕上げましょう。こんにゃくは味をしみ込みやすくするために、表面に格子状の切り目を入れることがありますが、手軽に作りたいときはフォークで両面をまんべんなく刺すだけでもOK。凝固剤に石灰(水酸化カルシウム)を使っているものは特有のクセがあるので、下ゆでしてから使いましょう。