名称 | 宮崎県産シイラ |
---|---|
都道府県名 | 宮崎県 |
区分 | 魚介類 |
分類 | シイラ科シイラ属 |
学名 | Coryphaena hippurus |
外国語名 | Common dolphinfish (英) |
生産地 | 延岡市、日向市、川南町、日南市など。 |
収獲地域情報 | シイラは本来、暖かい海域に生息している。そのため、南国・宮崎県は日本全国でもトップクラスのシイラ漁獲量を誇っている。宮崎県では主にはえ縄、ひき縄、まき網で漁獲しているが、海に漂っているものには何にでもつく習性があることから、この性質を利用して、竹や柴を海面に浮かせた浮魚礁に群れる小魚を求めて集まるシイラを漁獲する“シイラ漬け”という漁法も行われている。 |
栽培情報 | シイラは鮮度が落ちやすい魚だということ、さらに加工技術が乏しかったこともあって、かつては未加工のまま、安価な値段で県外に出荷されていた。そんなシイラに付加価値を付けるべく、県ではさまざまな取り組みを実施している。その一つとして船には漁獲したシイラの鮮度を維持するため、氷よりも効率的に冷やすことができる“海水冷却装置”が備え付けられている。 |
別名 | 特にハワイでは“マヒマヒ”という呼び名で高級魚として知られているが、県内では“まんびき”という別名がある。これは海中に1匹見えれば万匹いるといわれていること、そして海に漂っているものには何にでもつく習性があることから、その名がついたとされている。 |
由来 | 諸説あるが、“粃(しいな)”=もみの中に身が入っていないもののように、皮が硬く肉が薄いことから“シイラ”と呼ばれるようになったと言われている。 |
時期 | 6~10月 |
特徴 | 秋の段階では体長30~40センチくらいだったものが翌春には70センチと2倍近くの大きさになり、1年もすれば1メートル以上にもなるように、成長の早い魚である。 |
下処理 | 鱗はあまり大きくはないが、生臭さのもとでもあるので、包丁や鱗取りで鱗を取る。その際、この鱗の周りには少しぬめりがあり、この部分に細菌がいる可能性が高いので、丁寧に処理すること。 |
料理名 | 刺身、カルパッチョ、天ぷら、フライ、ムニエル、唐揚げ、煮付け、塩焼き、照り焼き、ホイル焼きなど。 |
調理法 | 淡白でさっぱりとした身をしているため、揚げ物やムニエルなどにすれば、油との相性が特に抜群である。また、大きな頭部を解体して塩ゆでにすれば、スープの具材にもなる。 |
加工品 | 揚げかまぼこ(通称:天ぷら)、シイラの宮崎焼酎もろみ漬け(地元特産の焼酎の粕に麹を加えて熟成させた漬け床にシイラの切り身を漬け込んだもの)など |
選び方 | 目がみずみずしく澄んでいるもの。触って硬いもの。全体的にツヤがあり、体側が緑ー金色で小さな黒い斑点がはっきりとしているもの。エラ蓋を持ち上げてみて、中のエラが綺麗な赤い色をしているもの。 |
保存方法 | 鮮度が落ちやすい魚である。冷蔵庫で保存し、室内で長く放置することは厳禁である。 |
栄養 | 主にビタミンB12、ビタミンDなど。ほかにタンパク質、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、カリウム、リン、マグネシウムなど。 |
※本サイトに掲載されている問い合わせ先は、食材の内容に関してのみの対応となっております。販売についての問い合わせは、ご遠慮くださるようお願いいたします。