名称 | ケンサキイカ |
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都道府県名 | 山口県 |
区分 | 魚介類 |
分類 | ヤリイカ科ヤリイカ属 |
学名 | Uroteuthis edulis |
外国語名 | Swordtip squid, Southem squid, Sea-arrow |
生産地 | 萩、長門、下関地区が主な産地。 |
収獲地域情報 | 主に九州西岸~日本海西部に分布する。山口県沿岸にはエサとなる小魚が多いため、特に夏から冬にかけて回遊してくる。 |
栽培情報 | 県内では日本海側で1本釣り漁や定置網漁で漁獲されている。1本釣り漁は昼間に操業する“タンポ流し漁”と夜に操業する“夜灯き漁”がある。特に集魚灯の明かりに集まったケンサキイカを専用の疑似餌で漁獲する夜灯き漁は、日本海沿岸の夏の風物詩である“漁火”として広く知れ渡っている。 |
別名 | 赤褐色の体をしていることから“アカイカ”、または“マイカ”。逆に身の白さから“シロイカ”と呼んでいる地域もある。他にケンイカ、ゴトウイカなど。 |
由来 | 漢字では“剣先烏賊”と書く。その名前の通り、胴体の形が剣の先のように細長い形をしているところから。 |
歴史背景 | 萩、仙崎、湊、特牛(こっとい)の各漁港で水揚げされている。県内では“やまぐちイカ海道”と銘打って、各地区でイカのブランド化に取り組んでいる。萩市須佐の“須佐男命いか”、その他の萩地区で水揚げされた“萩のけんさきいか”、長門市仙崎の“仙崎イカ”。そして下関市豊北地域で水揚げされる活いかと豊北市場に出荷される鮮魚いかのAランクのもの(漁獲日に水揚げされたもの)をまとめて“下関北浦特牛イカ”と命名している。県内にはこの4種類のブランドイカが存在している。 |
時期 | 8~11月 |
特徴 | ケンサキイカに近い種類にヤリイカがいるが、そのヤリイカよりはやや体と足が太い。新鮮なケンサキイカの身は肉厚だが柔らかく濃厚な甘味がある。熱を通しても身が硬く、縮まらない。 |
下処理 | 皮や内臓を取り除いたあと、水洗いし、よく水を切ること。 |
料理名 | 天ぷら、塩辛、イカ飯、なめろう、一夜干しなど。 |
調理法 | 新鮮なケンサキイカは刺身がおすすめ。透き通った美しい身は独特の甘味があり、コリコリと歯ごたえがよい。煮物、焼き物、炒め物にも合う。また、スルメにしても美味しく、“剣先スルメ”と呼ばれている。剣先スルメはスルメの中でも最高級品とされ、地元では“一番スルメ”と呼ばれている。 |
加工品 | スルメなど。 |
選び方 | 生きているものなら触ってハリのあるもの。体が透明に近い赤褐色のものを選ぶこと。ただし、手で触れると色が変わるので注意すること。切り身になっているものは身に透明感があり、模様がはっきりしているものが、より鮮度が高く品質の良いものである。逆に市場などで身が白いものは古いものなので要注意。 |
保存方法 | ラップなどで包んで冷凍保存しておけば、いつでも美味しく食べることができる。 |
栄養 | 低脂肪、高タンパク質。タウリン、各種ビタミン類、マグネシウム、亜鉛、銅など。 |
問い合わせ先 | 山口県ぶちうまやまぐち推進課 TEL:083-933-3395 |
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