名称 | 黒滝白きゅうり |
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都道府県名 | 奈良県 |
区分 | 野菜類 |
分類 | ウリ科キュウリ属 |
学名 | Cucumis sativus |
外国語名 | Cucumber(英)、Concombre(仏) |
生産地 | 吉野郡黒滝村 |
収穫地域情報 | 黒滝村限定のきゅうりで種子を地域で守っており、他地域へ流出しないようにしている。 |
栽培情報 | 露地の砂質土壌で栽培されている。主に各農家の庭先で自家消費用に栽培されていることが多い。黒滝村では現在、約12アールの栽培がされている。 |
歴史背景 | 江戸時代から黒滝村では“白きゅうり”が栽培され、ぬか漬けを長時間漬け込んだものを“ひね漬け”と呼んでいた。各家庭で食べる前に水で数分つけて、好みの塩加減で茶粥と一緒に食されてきたという歴史がある。“白きゅうり”は自家消費用として各家庭で自家採種され、生産されてきたが、現在村内で優良系統を選抜して配布し振興を図っている。 |
時期 | 5月~8月 |
特徴 | 外見は白イボ系で果実全体が白色。果実のサイズは現在出回っている一般的な生食用のきゅうりと比べてやや小さめで青臭さがなく水分を多く含んでいる。えぐみがなく、皮が薄くコリコリ感があり、歯ごたえのある食感が特徴。そのため昔から漬け物にして親しまれている。 |
下処理 | 両端の部分には苦み成分が含まれているので、調理の際は端から1cm程度切り捨てる。付け根の端の皮も厚めにそぐこと。他のきゅうりと比べてあまり青臭さがないのが特徴だが、もし青臭さを抑えたいのなら、塩を撒いたまな板の上でごろごろと手で押しながら転がすと有効である。 |
料理名 | 漬け物 |
加工品 | ひね漬け(漬け物) |
選び方 | 果肉が硬くしっかりとしているもの。イボが残ってチクチクするくらいのものが良い。 |
保存方法 | 冷やし過ぎると傷みやすくなるので冷蔵庫に保存する場合はラップや袋に入れ、野菜室に入れる。長期保存したい場合はスライスして塩もみし、軽く絞ってから小分けして冷凍する。使う際に冷蔵庫に移して自然解凍させる。 |
栄養 | β-カロテン、カリウム |
問い合わせ先 | 奈良県農林水産振興課 http://www.pref.nara.jp/dd.aspx?menuid=2767 |
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