名称 | どんちっちノドグロ |
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都道府県名 | 島根県 |
区分 | 魚介類 |
分類 | ホタルジャコ目アカムツ属 |
学名 | Doederleinia berycoides |
外国語名 | Blackthroat seaperch |
生産地 | 浜田市 |
収獲地域情報 | 山陰有数の漁獲高を誇る浜田市の浜田漁港。その山陰沖西部の海域(島根県沖~山口県沖)は脂質に富んだ甲殻類やプランクトンなどが多数生息しており、それらを栄養源とするノドグロは脂の乗りがよいとされている。 |
歴史背景 | 全国的には“アカムツ”と呼ばれるが、島根県では喉が黒いことから“ノドグロ”と呼ばれ、“浜田市の魚”に制定されている。その浜田漁港の漁獲高は平成2年の約19万8000トンでピークを迎えたが、それ以後、漁獲高が落ち込み、平成13年にはピーク時の約1/6である約3万4000トンにまで激減。危機感を感じた浜田市と漁協生産団体・漁協などがその打開策として浜田市水産物ブランド化戦略会議を設立。平成14年より全国にアピールすべく、アジやカレイとともにノドグロを“どんちっち三魚”としてブランド化した。なお、“どんちっち”とは島根県に伝わる伝統芸能である神楽の一つ、石見神楽のお囃子を表現する幼児言葉。転じて“どんちっち”がそのまま石見神楽のことを指すように。 |
時期 | 8月中旬~翌年5月末に沖合底引き網漁業(2艘引き)で漁獲し、浜田漁港で水揚げしたもの。 |
特徴 | 身は柔らかく淡い紅色。サイズは80g以上で脂質含有量が他地区のものと比べて非常に高い(他地区のものが5%台後半に対して同じサイズのどんちっちノドグロは26%を越えている場合もある。最高のものは30%以上)。“日本海の赤い宝石”と呼ばれるほど高鮮度である。 |
下処理 | 刺身にするなら、ウロコを取り、頭を袈裟落としにする。次に内臓を取り出し、お腹の中をしっかり冷水で水洗い。両側の身を三枚おろしにして腹骨をすき落とす。煮付けや塩焼きにするなら、ウロコを取り、エラブタから包丁を入れてエラを取る。次に内臓を取り出し(特に黒い腹膜を残さず取る)、お腹の中をよく水洗い。内臓の中では肝臓が美味しいことで知られているので、肝だけ取り出して水につけて血抜きをすることが重要。 |
料理名 | 刺身や塩焼き、煮つけ、酒蒸し、握り寿司、干物など。また、炊き込みご飯やお吸い物にしても美味い。さらに流通段階で1回だけ冷凍する“ワンフローズン製法”で干物にもなっている。 |
栄養 | ビタミンB1やカルシウムが豊富。また、脂質含有量が最高で30%以上と圧倒的に多いため、それに伴ってDHAやEPAなどの栄養素も多く含まれている。 |
問い合わせ先 | 浜田市水産物ブランド化戦略会議 (浜田市産業経済部 水産振興課内) 0855-25-9520 |
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