名称 | 清水森ナンバ(唐辛子) |
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都道府県名 | 青森県 |
区分 | 野菜類 |
分類 | ナス科トウガラシ属 |
学名 | Capsicum |
外国語名 | Capsicum |
生産地 | 弘前市 |
収穫地域情報 | 交雑を防ぐため、”在来津軽「清水森ナンバ」ブランド確立研究会”が種を確保し、苗を農家に供給。栽培地域も限定され、会員以外には生産が許されていない。 |
別名 | 弘前在来トウガラシ |
由来 | 津軽では唐辛子のことを、南蛮に由来して「ナンバ」と呼ぶ |
歴史背景 | 400年前、津軽藩の初代藩主・津軽為信が京都・伏見稲荷から持ち帰って広めたといわれる。弘前市の清水森地区を中心に、栽培が盛んになり、全国的にも一大産地として知られていたが、昭和40年代から安価な輸入唐辛子に押され、生産量は姿を消す寸前まで激減。歴史ある伝統野菜を守るべく、2004年に地元有志が研究会を結成し、種子の確保や育苗、土壌管理などによる品質の向上とブランド化、加工品開発に努めている。2008年には、弘前市の津軽遺産認定実行委員会が決定する「津軽遺産」に認定された。 |
時期 | 青ナンバ7月上旬~10月末、赤ナンバ8月中旬~10月下旬 |
特徴 | 大振りで肩が張り、大長型。完熟の場合、国内産の唐辛子と比べて糖度が約2倍と豊富で、甘味を感じるまろやかな辛味、豊かな風味。青と赤野2種があり、青ナンバは主に,生食や加工品に、赤ナンバは乾燥、粉砕されて一味唐辛子などになる。 |
下処理 | 赤ナンバ…乾燥させて保存 |
料理名 | 青ナンバ…生で味噌などつけて、天ぷらなど揚げ物、炒め物、焼き物、漬物(醤油漬けや酢漬け)など |
調理法 | 加熱すると、赤ナンバは辛さが倍増、青ナンバは辛さが和らぎ甘味が出る。 |
加工品 | 一味唐辛子、南蛮漬け・醤油漬け・一升漬け・三升漬けなどの漬け物、グリーンカレーペースト、チリソース、ソフトクリームなど |
選び方 | 軸の切り口が新鮮で、茶色く変色したり干からびたりしていないもので、全体的にしっかりと色づき、艶がある。 |
保存方法 | 生の場合は、乾燥しないようにポリ袋などに入れ、冷蔵庫の野菜室に。赤ナンバは天日干しにしてカラカラに乾燥させると長期保存できる。 |
栄養 | 他品種より、糖分だけでなく、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、カルシウムも豊富。辛み成分のカプサイシンは、内臓感覚神経に働き、アドレナリンの分泌を活発にし、発汗作用を促す働きをするといわれている。 |
問い合わせ先 | 在来津軽清水森ナンバブランド確立研究会(青森県特産品センター内) TEL:0172-39-1811 |
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