名称 | 毛馬きゅうり |
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都道府県名 | 大阪府 |
区分 | 野菜類 |
分類 | ウリ科キュウリ属 |
学名 | Cucumis sativus |
生産地 | 河内長野市、大阪府南東部、大阪府阪南地区 |
由来 | 発祥の地、毛馬(けま)にちなんでいる。 |
歴史背景 | 1863(文久3)年の「大阪産物名物大略」に記載がみられ、香りがよくパリパリとした歯触りを生かし、おもに粕(奈良)漬けに重宝されていた。その後は栽培が減り、1955(昭和30)年ころには「幻の野菜」になっていた。しかし、1996(平成8)年、幻の野菜となっていた毛馬きゅうりの復活のために、「なにわの伝統野菜 毛馬きゅうり普及事業」が始まり、1998(平成10)年に大阪府農林技術センター(現・大阪府立食とみどりの総合技術センター)が復活に成功し、現在も種の増殖が行われている。また、「蕪村くん」(都島区で生まれた偉人、与謝野蕪村にちなんで)というマスコットも登場した。また、2005(平成17)年に設立された「毛馬きゅうり復活運動推進委員会」を中心に普及活動が行われ、学校を始め区内各所で毛馬キュウリが栽培されている。 |
伝来 | 江戸時代の終わりごろ台湾から渡来し、毛馬村(現・都島区毛馬町付近)で栽培されていた。 |
時期 | 6月~8月 |
特徴 | 長さ30cm、太さ3cmほど。上半分が淡緑色から淡黄緑色、下半分は白っぽくなる。イボは黒いが小さくてあまり目立たない。系統的には北支系雑種とされている。皮はかたく、苦みがあり、歯ごたえ十分。軟化しにくく水っぽくないため、生食だけでなく、加熱調理にも向く。塩茹ですると鮮やかな緑色になる。 |
下処理 | 加熱調理の場合、皮を剥いたほうが苦みが緩和し、舌触りやわらかな仕上がりになる。 |
料理名 | 漬物 |
調理法 | 炒め物、漬物など。 |
加工品 | 奈良漬け、ぬか漬けなど漬物類 |
選び方 | 長さ25~30cmほどのもの。全体に張りがあり、みずみずしいものを選ぶ。 |
保存方法 | 新聞紙などに包むかポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存する。 |
栄養 | 90%以上が水分で、カリウムやβ-カロテン、食物繊維などを含むが少量で目立った栄養素はない。 |
問い合わせ先 | 大阪ブランド情報局 http://www.osaka-brand.jp/dokkoi/yasai/index1.html |
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