名称 | だだちゃ豆(枝豆) |
---|---|
都道府県名 | 山形県 |
区分 | 野菜類 |
分類 | マメ科ダイズ属 |
学名 | Glycine max |
外国語名 | soybean |
生産地 | 鶴岡市、酒田市、寒河江市、河北町など |
収穫地域情報 | 主産地である鶴岡市は日本海側に面し、対馬暖流の影響から比較的温暖で日本有数のコメの産地である。月山赤川水系の扇状地で砂壌土が多く、透水性がよい。また8月の日照時間が長く冬が厳しい、と四季がはっきりしているため、枝豆栽培に適している。 |
由来 | 鶴岡市がある庄内地方では、「お父さん」のことを「だだちゃ」と呼ぶ。庄内藩主の殿様がたいへんな枝豆好きで、毎日「今日はどこのだだちゃの豆か」と尋ねていたことから、だだちゃ豆と呼ばれるようになった。 |
歴史背景 | 大泉村白山に帰農した士族の娘、森屋初が、隣村の寺田からだだちゃ豆の原型ともいわれる茶豆を譲り受け、1907年ごろから変異的に現れたとくにおいしい豆を選抜育成し1910年ごろに安定した形質を得た。それ以後集落内の女性たちの努力によって広まり現在に至る。庄内地方は、酒米の品種として知られる亀の尾など、民間育種の盛んな土地柄で、山形名産として知られるだだちゃ豆もこうした努力の結果生まれたものである。 |
時期 | 7月末~9月上旬 |
特徴 | 外皮が褐色がかり、表面のうぶ毛が茶色。豆と豆の間にくびれがあるなど、昔は見た目の悪さで不評をかっていたという。サヤの豆の数はふたつが主体。ゆで上がるころから甘い香りがただよい、食べれば栗のようにホクホクし、口のなかに旨味が広がる。最近の研究で、ほかの枝豆より旨味成分のグルタミン酸や甘味成分の糖分が豊富であることが分かった。 |
料理名 | 茹で豆、枝豆スープ、味噌汁、枝豆ご飯、枝豆ハンバーグ、天ぷら、ずんだもちなど |
調理法 | 洗い桶に豆を入れ、水を少なめに入れて、ゴシゴシ強くこすり毛を洗い流す。ザルに上げて水気を切る。 鍋に豆の量の約3倍の水を入れ、塩少々を入れた後、沸騰させ、豆を入れてふたをする。約3~4分茹でたあと、すばやくザルにあけて、塩をふり、うちわなどで扇いで冷ます。 |
加工品 | 冷凍、かまぼこ、せんべい、レトルトカレー、インスタントプリンなど |
選び方 | 豆がしっかり詰まっていて、莢にみずみずしさがあること。 |
保存方法 | 冷蔵庫で保存する。 |
栄養 | β-カロテン、ビタミンB1、B2、E、カルシウム、リン、鉄などのミネラル、食物繊維を含む。完熟大豆にはないビタミンCが含まれている。 |
備考 | だだちゃ豆はJA鶴岡の登録商標 |
問い合わせ先 | おいしい山形推進機構 http://www.yamagata.nmai.org |
※本サイトに掲載されている問い合わせ先は、食材の内容に関してのみの対応となっております。販売についての問い合わせは、ご遠慮くださるようお願いいたします。