名称 | ラ・フランス(西洋なし) |
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都道府県名 | 山形県 |
区分 | 果実類 |
分類 | バラ科ナシ属 |
学名 | Pyrus communis L. |
外国語名 | pear(英)、poire(仏) |
生産地 | 天童市、東根市、上山市、高畠町、大江町、山形市、南陽市、寒河江市、中山町、朝日町など |
収穫地域情報 | 山形市を中心にする村山地方は、山形盆地を中心とした内陸部で、奥羽山脈などの山地に囲まれている。季節ごと、また1日の気温変化が激しい。夏はしばしば30℃以上になる一方、冬は積雪量が多い。サクランボやスイカなど果物の名産地として知られる。ラ・フランスの生産もこの地域を中心に大半を山形県産が占める。 |
別名 | バター・ペア |
由来 | 1864年、フランスのクロード・ブランシュ氏が発見。「わが国を代表するにふさわしい果物である!」と賛美したことから「ラ・フランス」と名前がついた。 |
歴史背景 | 日本には明治後期の1903年、山形県には大正時代に入った。最初は見栄えの悪さと栽培に手が掛かることから、当時生産の中心であったバートレットの受粉樹として使われてきた。戦後は缶詰用の需要が増えたが、1960年代後半ごろ、流通システムが発達すると、果物需要が缶詰から生食へ移り、追熟管理がむずかしいラ・フランスの需要は減ってしまう。1981年に大江町農協が低温貯蔵庫を建設して、試験・研究を繰り返して予冷システムを構築する。出荷時期に合わせた追熟管理が可能になり、食べごろに消費者へ届けることができるようになった。生産体制が整った1985年ころからグルメブームの追い風もあって生産量・消費量が大きく伸び、広く知られる果物となった。 |
伝来 | 明治時代 |
時期 | 10月下旬~12月 |
特徴 | ある程度熟したものを収穫し、一定の温度管理のもとで2週間ほど追熟させてから出荷する。上が細く、お尻が大きい瓶のような形をしている。和ナシがみずみずしくシャリシャリしているのに対し、ラ・フランスはねっとりと甘く、香りも非常に芳醇。 |
加工品 | 缶詰、シャーベット、ジュース、ワイン、ゼリーなど |
選び方 | 表面に傷がなく部分的にやわらかくなったりしていないものを選ぶ。食べごろは、軸近くの肩の部分を軽く押してみてやわらかさを感じればよい。また、食べごろになると発する芳醇な香りも目安。 |
保存方法 | まだ硬い場合は乾燥しすぎないよう紙袋などに入れて15~20℃前後の室内に置いておき追熟させる。熟したらポリ袋に入れて冷蔵庫に保存するが、長期保存にはあまり向かないため、なるべく早く食べきる。 |
栄養 | カリウムが豊富。 |
問い合わせ先 | おいしい山形推進機構 http://www.yamagata.nmai.org |
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