名称 | 比内地鶏 |
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都道府県名 | 秋田県 |
区分 | 鶏肉 |
生産地 | 秋田県全域。とくに県北部の大館市、北秋田市 |
収獲地域情報 | 日本海側特有の気候で、寒暖の差が激しい。夏は南東の風が吹き、晴れの日が多く、最高気温は30℃以上に達する。比内町は奥羽山脈の清らかな水と、ミネラル分を多く含む豊かな黒土に恵まれ、比内地鶏の飼育に適する。 |
由来 | 古くから比内地方で飼育されてきたことに由来する。 |
歴史背景 | 「比内鶏」は江戸時代、年貢として納められるほどおいしく、県北地域を中心に広く飼育されていた。純粋な日本の地鶏であり、学術的な価値も認められて1942年、国の天然記念物に指定された。その結果、原種を食用とするには制約が生まれた。成長が遅く、繁殖性・強健性に劣ることも加わり、食べることが難しくなった。1973年、秋田県畜産試験場が、比内鶏の雄とロードアイランドレッドの雌を掛け合わせて一代雑種として生まれたのが「秋田比内鶏」である。1987年には比内町比内地鶏生産部会が発足し、本来の肉質を得るため、飼料、飼育方法、および飼育期間に統一した基準を定めた。比内地鶏は、昔ながらの放し飼いで育てられている。 |
時期 | 通年 |
特徴 | 雌は孵化してから150日、雄は100日以上飼育すること、孵化後28日以降は平飼いすることが比内地鶏を名乗る条件。太陽に当たりながら、広い牧草地で放し飼いされることにより引き締まった旨味の強い鶏肉になる。淡白な味わいながら噛むほどに旨味が出る。ブロイラーより筋繊維が太いため、歯ごたえがあり、だしの旨さが最大の特徴。赤身が強く、キジやヤマドリのような香味と風味を持つ。 |
料理名 | きりたんぽ鍋、焼き鳥、親子丼、刺身、しゃぶしゃぶ、ササミわさび揚げ、ステーキ |
加工品 | 比内地鶏がらスープ、比内地鶏がゆ、燻製、炊き込みご飯の素 |
選び方 | 肉厚でツヤがあり、弾力があるものを選ぶ。皮は、毛穴が盛り上がってちりめん状のシワが入っているもの。 |
保存方法 | 冷蔵庫で保存し、できれば翌日に使い切る。 |
栄養 | ブロイラーに比べタンパク質、脂質が多い。ビタミンA、B2、リンなどを含む。 |
備考 | 2008年度より秋田県が認証機関となり、秋田県比内地鶏ブランド認証制度を創設、運用している。 |
問い合わせ先 | 秋田県農林水産部農業経済課 TEL:018-860-1763 |
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