名称 | りんご |
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都道府県名 | 長野県 |
区分 | 果実類 |
分類 | バラ科リンゴ属 |
学名 | Malus domestica |
生産地 | 長野全域 |
収穫地域情報 | 青森に次ぎ、日本で第2位の生産量を誇る |
歴史背景 | 信州でのリンゴ栽培は、1874年(明治7年)に内務省勧業寮が3本の苗木(アメリカ系)を配布したのが始まり。大正中期から県外への出荷が行われるようになった。当時の栽培の中心地は長野盆地で、これは、善光寺の参詣者にリンゴを売ることができたからだといわれている。そのほかの地域では販路が開けず、リンゴ栽培が定着するのは、昭和初期に養蚕業が不況に陥ってからのこと。桑畑は、一斉にリンゴ果樹園へ転換。当初の品種は「国光」だった。戦中は果樹栽培は困難の時代だったが、昭和20年以降は果実の需要が増大。よりおいしいもので競争力をあげるため品種更新が進み、外国品種ではなく日本で選抜育成された品種が中心になり、デリシャス系、そして1962 年に誕生した「ふじ」へ。現在も改良を重ね、新品種が次々に生みだされている。 |
時期 | 品種によって違うが、旬は秋~冬(収穫後冷蔵で貯蔵されたものが春先まで出回る) |
特徴 | 9月ころから収穫が始まり「千秋」「シナノスイート」「シナノゴールド」「紅玉」「秋映」「陽光」「王林」「ふじ」と続く。最近期待されている新品種は、「ふじ」と「つがる」の交配品種で、香りがよく、果汁も多く、ほどよい甘味と少ない酸味が特徴の「シナノスイート」。「千秋」と「つがる」の交配品種で、完熟すると果色が暗紅色になる「秋映」は、無袋栽培が中心で、甘味が強く酸味は抑えめ。「ゴールドデリシャス」と「千秋」の交配品種で緑黄色の「シナノゴールド」は、果汁が多く、酸味と甘味のバランスや歯切れのよい緻密な肉質など食味に優れている。 |
加工品 | 菓子類、ジャム等 |
選び方 | 手に持ってずっしり重みがあり、固いもの。お尻の色が青いものはまだ未熟。青リンゴの場合は、全体に色むらのないもの。大玉よりも中玉のほうが味に当たり外れがなく、日持ちがよい傾向がある。枝がひからびていないもの。芳香のよいもの。リンゴの表面がべたべたとしているものは、自然にリンゴから滲みでているワックス成分なので気にしなくてよい。 |
保存方法 | 低温で適度に湿度のあるところで、箱に入れたまま、あるいは新聞紙に包んで保存。1カ月程度はもつ。ポリ袋に密閉して冷蔵庫の野菜室で保存。 |
栄養 | クエン酸、リンゴ酸など有機酸を多く含む。リンゴの皮に含まれるペクチンは、コレステロールを排出する作用や、便秘解消、大腸ガンの予防に役立つ。 |
問い合わせ先 | JAながの http://www.ja-nagano.iijan.or.jp/ |
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