口内炎や口の中が
かわいた時に。刺激が少なく、
やさしく食べられるレシピ

口内炎や口の中が
かわいた時に。刺激が少なく、 やさしく食べられるレシピ

総合監修

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昭和大学医学部 外科学講座 乳腺外科学部門 教授

中村 清吾先生

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レシピ監修

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管理栄養士

井出 杏海先生

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抗がん剤の影響で起こりやすい口内炎。
やわらかく口あたりのよい食事が大切です。
乳がんの治療中は、抗がん剤の影響で口の中が乾燥したり、口内炎になることがあります。このような症状がある時は、粘膜の炎症や痛みを悪化させないよう、刺激の強いものや熱すぎるものは控え、やわらかく口あたりのよいメニューを心がけましょう。栄養をしっかり摂り、体力をつけることが、口内炎の治療にも役立ちます。また、抗がん剤の治療の前に、歯石の除去、虫歯や歯周病の治療をしておくと、口内炎予防に効果的だといわれています。
ビタミンB2を多く含んだ食材を使って
食欲のない時でも、食べやすく、消化もよいレシピ
口内炎がある時は、痛みによって、つい食欲まで落ちてしまいがち。そんな時は、口内炎の改善につながるビタミンB2を多く含んだ豆乳のスムージーなどで、無理なく栄養補給することがおすすめです。また、食材を細かく刻んだり、卵とじなどでとろみをつけたり、やわらかく煮込むことでも、おいしく食べやすくなります。味つけは、ダシを利かせるなどで、やさしい薄味に。口の中が乾燥したり、口内炎がある時でも、食べやすく、胃にやさしく消化もよいレシピで、おいしく食べられる工夫をしましょう。
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レシピ1

ほうれん草と黒ごまの豆乳バナナスムージー
調理時間5分
口内炎の症状の緩和と予防のためには、積極的にビタミンB群を摂りましょう。ほうれん草と黒ごまはビタミンB1、豆乳はB2、バナナはB6が豊富に含まれています。ビタミンB群は、いろいろな種類をまとめて摂る方が高い効果が得られるといわれています。このスムージーはビタミンB群を手軽に摂取できるので、からだが思うように動かない日などにもおすすめです。
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作り方

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バナナは冷蔵庫でよく冷やしておく。
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ほうれん草は根の部分を切り落とし、サッと湯がいて冷水にとり、5cm幅に切る。バナナは皮をむきひと口大に切る。
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すべての材料をミキサーに入れてなめらかになるまでかくはんする。
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コップに注ぎ、お好みでミントを添えます。
point
ほうれん草のえぐみを抑えたサラダほうれん草であれば、ゆでる必要がなくそのまま使えておいしく仕上がります。
材料(1人分)
1人分 248kcal 食塩相当量 0.1g
バナナ 1本
ほうれん草 1株(30g)
豆乳 130ml
黒練りごま 小さじ2
はちみつ 小さじ1
ミント 適宜

レシピ2

ふわふわ卵と豆苗の炒め物
調理時間10分
口内炎がある時は、できるだけやわらかく患部を刺激しないものがおすすめです。ふんわりと仕上げた卵はビタミンB2、やわらかい芽の豆苗は葉酸をはじめビタミンB群を豊富に含んでいるので、お困りの時はぜひ試していただきたい一品です。調理時間10分で、メイン料理にもなり、からだへの負担も軽減できます。
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作り方

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豆苗は根元を切り落とし、3cmの長さに切る。
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卵に塩をひとつまみ加えよく溶いておく。
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フライパンにオリーブ油を入れて強火にかけ、卵を一気に加えて半熟卵を作って取り出す。
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同じフライパンに豆苗を入れて中火で30秒ほど炒める。めんつゆを加えてサッと炒め、③の半熟卵とえびを入れて手早く炒め合わせる。
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器に盛り、ブラックペッパーを振る。
point
えびの代わりにうなぎを入れてもおいしく作れます。 卵のビタミンB2、豆苗のビタミンB群、うなぎのビタミンA・B1・B2が口内炎予防と口内の粘膜を保護する効果が期待できます。
材料(2人分)
1人分 238kcal 食塩相当量 1.8g
卵Mサイズ 3個
豆苗 1袋
えび(ボイルしたもの) 10尾
めんつゆ(3倍濃縮) 大さじ1と1/2
ひとつまみ
オリーブ油 大さじ1/2
ブラックペッパー 適量

レシピ3

鶏だんごの中華粥
調理時間10分
口の中が乾燥したり、口内炎などの不調がある時は、やわらかく、冷たすぎず熱すぎない食事を心がけましょう。繊維があるお肉や骨のあるお魚は患部を刺激しがちなので、ひき肉を使ってだんごにすることがおすすめです。冷凍の鶏だんごや精肉コーナーにある生つくねを使うと便利です。あっという間に本格的な中華粥が仕上がります。
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作り方

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鍋に水を入れて沸かす。鶏ガラスープ、帆立貝柱の缶詰を汁ごと加え、鶏だんごを入れる。
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鶏だんごに火が通ったらご飯を加える。とろみがついてきたらごま油を加えて火を止める。器に盛り、万能ねぎをのせて、お好みでいりごまを振ります。
材料(2人分)
1人分 264kcal 食塩相当量 1.8g
ご飯(温かいもの) 180g
鶏だんご(市販品、冷凍品可) 6個
帆立貝柱の缶詰 1缶
鶏ガラスープ(顆粒) 小さじ2
ごま油 少々
360ml
万能ねぎ 適量
いりごま 適量
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総合監修

中村 清吾先生

昭和大学医学部 外科学講座 乳腺外科学部門 教授

1982年3月
千葉大学医学部卒業
1982年4月
聖路加国際病院外科レジデント
1993年2月
同病院情報システム室室長兼任
1997年
M.D. Anderson Cancer Centerほかにて研修
2005年6月
聖路加国際病院ブレストセンター長(初代)
乳腺外科部長
2006年4月
聖路加看護大学 臨床教授兼務
2010年6月
昭和大学医学部 外科学講座 乳腺外科学部門 教授
昭和大学病院ブレストセンター長
2014年4月
昭和大学薬学部病院薬剤学兼担講師
徳島大学客員教授
2016年2月
天津医科大学客員教授