穀類
キビ/黍、稷
分類 | イネ科キビ属 |
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原産地 | インドと推定されるが、詳細は不明。 |
学名 | Panicum miliaceum |
外国語名 | Proso millet (英) |
由来 | 穀粒が黄色いことから「黄実(キミ)」とよばれ、これが「キビ」に転訛したとする説がある。 |
歴史背景 | 穀粒は古くから食糧や飼料として世界中で利用されてきた。日本では明治期までは広く栽培されてきたが、現在は極わずかである。 |
伝来 | 弥生期に中国から朝鮮半島経由で伝えられたと考えられている。 |
時期 | 通年 |
国内分布 | 沖縄、岩手、長野 |
特徴 | 植物体は高さ1 mほどになり、幅が広く長い葉をもつ。夏から秋にかけて茎の先に出る穂は多数の小穂をつけて垂れ下がる。秋に花が咲き、実がなる。穀粒は黄色、大きさは約2 mm程でアワやヒエよりも大きい。うるち種ともち種がある。日本で団子や餅に加工されるのはモチ種が多い。高温小雨の土地でもよく生育するため、穀粒は古くから食糧や飼料として世界中で利用されてきた。 |
品種名 | モチ種:キビ信濃1号、キビ信濃2号、釜石16 ; ウルチ種:田老系、波照間島在来種、子黍 など |
料理名 | 粥、餅、団子 など |
選び方 | ツヤのあるものを選ぶ。 |
保存方法 | 直射日光、高温多湿を避けて保存する。 |
栄養 | 穀粒はタンパク質、食物繊維、ビタミンB1、B2、カルシウム、鉄、亜鉛などが多い。 |